安納芋の特徴

通常のさつまいもの糖度が12度程度なのに比べ、安納芋は生の状態で16度にもなり、さらにじっくり加熱調理することで糖度は40度前後にもなります。

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糖度の割に低カロリーで、クリームのようにトロッとした食感は正にスイーツ。
冷やして食べればアイスクリーム感覚で楽しめます。

水分が多く粘質性で、ホクホクではなくトロッとした食感が特徴です。

鹿児島県種子島

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九州の最南端、鹿児島県佐多岬から更に40km南下した位置にある「種子島」。
海底が隆起して出来たとされるこの島の土壌は、海洋ミネラルが豊富で、年間の平均気温が19度という温かい風土は正に安納芋の栽培に最適な土地。

その中でも、「安納地区」は緩やかな丘が続く地形ということもあり、太平洋の豊富なミネラルが潮風に運ばれ降り注ぐ、非常に豊かな土壌に恵まれています。

さつまいもは10度以下で寒害に合う、栽培の難しい作物。種子島の気候は冬でも平均気温が12度もあり、12月の時点でも畑に置くことが出来るため、より長い期間栄養を蓄えることが出来ます。

十分に蓄えられた栄養素のデンプンは、適温の貯蔵庫で熟成させることでβアミ
ラーゼという酵素の働きにより糖質に変化。温暖な種子島の気候で育つ安納芋だからこそ、スイーツのように美味しくなります。

じっくり加熱が◎

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安納芋は生でも16度前後の糖度を誇る、非常に甘い作物です。けれども、じっくり時間をかけて加熱することで、糖度は40度前後まで上昇。
電子レンジ等の短時間での加熱は安納芋の甘味や風味を損なってしまいますので、蒸し器やオーブンでじっくり加熱してください。

甘く、スプーンで掬える程しっとりとしたクリームのような食感は、正に畑のスイーツ。是非ご賞味ください。